【現代史】進駐米軍、旧日本軍の毒ガスを豊後水道に廃棄...広島大助教、米公文書館で資料発見
終戦直後、広島県に進駐した米軍が、旧日本軍の毒ガス兵器や原料の一部を同県竹原市の大久野島近海や四国と九州の間の豊後水道南側に海洋投棄した可能性が高いことが、石田雅春・広島大助教(日本近現代史)の研究で分かった。米公文書館に保管されている米軍資料で確認した。旧日本軍の毒ガスは1946~47年に海洋投棄したとの記録があるが、それ以前の詳しい実態は分かっておらず、石田助教は「歴史の空白を埋めることができた」と話している。