【鹿児島】火砕流発生も…口永良部島・新岳噴火で注意喚起
気象庁は7日、34年ぶりに噴火した鹿児島県屋久島町、口永良部島(くちのえらぶじま)の新岳(しんだけ)(標高626メートル)について「火砕流が発生する可能性がある」として新たに注意を呼びかけた。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)が3日の噴火で発生した火山灰を分析し、マグマ由来の粒子を確認した。気象庁は当初、マグマが関与しない水蒸気噴火の可能性が高いと説明し、火口から半径2キロを噴石に注意が必要な警戒区域としていたが、火砕流の発生を考慮して警戒区域をさらに最大で数百メートル拡大した。