【東京】「戦争の悲惨さを風化させないため、事実を記録して市民に伝えていくことが必要だ」…調布に慰霊碑を、市内に墜落したB29の記録
戦後六十九年を迎え太平洋戦争の風化が懸念される中、戦争末期の一九四五年、米軍爆撃機B29が調布市に墜落し日米双方に死者が出た事実を後世に残すため、慰霊碑建立を訴えている人がいる。市民団体「調布市戦時記録保存会」代表を務める岩崎清吾さん(81)で、墜落の経緯や被害などを調べた著書「証言 調布の戦史-撃墜されたB29」(岩波出版サービスセンター、同市の真光書店でのみ販売)を昨年四月に出版した。