【国内】「トラック足りない」 激減した事業停止の謎
国交省が「5台割れ事業所などの運管者不在」による事業停止処分を、さらに1年間先送りにすることを決めたことが関係しているのか、それともドライバー不足によって輸送力が減退しているトラック運送現場の事情が〝量刑〟のサジ加減に影響しているのか、このところ行政処分の様子がおかしい。行政当局の担当官のなかから漏れ聞こえる「とにかくトラックが足りない」という言葉の意味は推し量れないが、ここ数年間にわたってトラック事業者を戦々恐々とさせてきた〝死刑宣告〟が今年に入って激減しているのは確かだ。