【社会】電柱の地中化計画が本格始動、コストは地上設置の10倍…「無電柱化率」東京23区7%、大阪市5%、欧米の主要都市ほぼ100% ★2
「景観保護」や「防災対策」を目的として“日本中から電柱をなくす”計画が本格始動している。地中化して電柱をなくす手法はいくつかあるが、基本的には地下に溝を掘って地中に設置される「共同溝」に電線や電話線をまとめるという方法で進められている。地中化によるメリットはどこにあるのか。「地上に出ている部分が少ないため風雪災害に強くなり、街の景観保全にもなります」(東京電力広報部)NPO法人「電線のない街づくり支援ネットワーク」事務局長の井上利一さんも、防災の意義を指摘する。