【社会】御嶽山噴火…死の頂で動かぬ6人を発見、救命の見込みがないとされる黒のタグをそっとつけた
物陰に隠れるように倒れた人、灰に埋もれルートが分からない登山道--。緊急消防援助隊として愛知県から出動した部隊の男性消防士長(32)が29日、毎日新聞の取材に対し、御嶽山(おんたけさん)山頂付近で心肺停止の6人の登山客らを発見した際の様子などを語った。噴火直後から負傷者らの治療を担った災害派遣医療チーム(DMAT)も同日、「大噴火するかもしれないと思うと怖かった」などと話し、自らの死を意識しながらの作業だったことを明らかにした。