【社会】生活保護費の基準額引き下げは、憲法が保障する生存権を侵害しているとして、受給者が国と金沢市提訴
生活保護減額は生存権の侵害 受給者が国と金沢市提訴
生活保護費の基準額引き下げは、憲法が保障する生存権を侵害しているとして、金沢市の50~70代の受給者4人が15日、国と市に1人25万円の慰謝料の支払いと引き下げの取り消しを求めた訴訟を金沢地裁に起こした。訴状によると、厚生労働省は昨年8月、正当性のない計算方法により、食費など日常生活費に充てる生活扶助の基準額を3年間で平均6・5%引き下げ、憲法が保障する最低限度の生活を営む権利を侵害したとしている。