【医療/宗教】「死なない医療」から「生き切る医療」に 仏教の視点を 西本願寺医師の会発足へ
医療現場に仏教の視点を取り入れようと、浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市下京区)は16日、「西本願寺医師の会」を今年度中に発足させると発表した。僧侶や門徒である医師たちが中心となり、患者が直面する生死の苦悩に寄り添える医師を増やすのが目的。伝統仏教教団では珍しい取り組みという。本願寺派では緩和ケアを専門に扱う「あそかビハーラ病院」(京都府城陽市)を開設し、僧侶を常駐させて終末期の患者たちに対応している。