【国際/イエメン情勢】シーア派攻勢、40人死亡 宗派対立拡大
イエメンのイスラム教シーア派系ザイド派の反政府勢力の民兵が17、18両日、スンニ派が多い南部イッブ州などでスンニ派部族と衝突し、フランス公共ラジオによると、計40人が死亡した。9月下旬に首都サヌアの軍司令部などの中枢施設を制圧したザイド派が南部地域に攻勢を掛け、宗派対立が拡大している。ザイド派が進撃する南部地域には、スンニ派の国際テロ組織アルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」の拠点が多く、衝突の激化が懸念される。