【裁判/労働】徳川美術館、職員2人と調停成立…弁護士「事実上認めた」、財団「不法行為なかった」 ハラスメント・労働審判 [10/29]
徳川家康の遺品などを所蔵する徳川美術館(名古屋市東区)で、男性上司からセクハラやパワハラを受けたとして、女性職員2人が美術館を運営する財団法人「徳川黎明(れいめい)会」を相手取り計400万円の損害賠償を求めた労働審判が28日、名古屋地裁であり、調停が成立した。財団側が遺憾の意を表明する一方、女性職員側が請求を放棄する内容で、女性職員の代理人弁護士は「財団側は事実上、ハラスメント行為を認めた」としている。