【社会】抗HIV薬の進化で感染リスクが減少、陽性通院者の7割は検出限界以下…「きちんと治療していれば、感染源になる可能性は低い」
エイズウイルス(HIV)に感染し医療機関に通院している人のうち、七割は血中のHIV量が検出できないレベルに抑えられていることが、研究者の調査で分かった。抗HIV薬の進化と普及が要因。支援団体のNPO法人「ぷれいす東京」の生島嗣(ゆずる)代表は「陽性者でも、きちんと治療に向き合っていれば、感染源になる可能性は極めて低い」として、検査の積極的受診と、HIV患者への偏見、差別の是正を求めている。