【神奈川】対立よりも「共生が得」、「他があったからこそ文化が豊かになる」…民族と平和考える企画展、あす15日から川崎市平和館
世界各国で排外的傾向が強まり民族間で緊張が高まるケースもある中、川崎市平和館(中原区)は十五日から民族と平和を考える企画展「他と生きる 民族・国籍から考える共生」を開く。準備を進める専門調査員の暉峻(てるおか)僚三さんは「民族といっても自明のものではない。一度いちから考えてみよう」と呼び掛ける。 (山本哲正)暉峻さんによると、民族意識が高まったのは一般に近代以降で、それ以前は農村であれば帰属意識は村にあった。