【国際】<ローマ法王>移民の受け入れ促す 欧州議会で演説
【ローマ福島良典】フランシスコ・ローマ法王は25日、フランス東部ストラスブールにある欧州連合(EU)の欧州議会で演説し、欧州が「内向き」にならず、高齢者や貧困者、移民に対する連帯の精神を実践するよう呼びかけた。ローマ法王の欧州議会訪問は1988年10月の故ヨハネ・パウロ2世以来、26年ぶり2度目。フランシスコ法王は演説で「世界は『欧州中心』でなくなり、欧州はやつれ、世界の主人公ではなくなっている」と述べ、欧州経済危機を受けて高齢者や若者、貧困者の孤独が深まっていると指摘。