【技術】清水建設など、山岳トンネルの鋼製支保工を一括設置するロボ開発-4割の省人化実現
清水建設は建設機械メーカーのエフティーエス(東京都中央区)と共同で、山岳トンネル工事において掘削断面の変状を防ぐ鋼製支保工(鋼製枠)を一括設置する建設ロボット「インバート支保工設置ロボット」を開発した。同ロボットが分割状態の鋼製枠を把持して位置決めするため、人手による現場作業は接合だけになる。試験施工では、油圧ショベルなどの汎用建機で鋼製枠部材をつり下げて位置決め・接合作業をする従来工法に比べ、約4割の省人化を実現した。