【社会】豚流行性下痢、再び流行の兆し 8月末までに約38万頭の豚が死亡 厳戒続く
豚流行性下痢(PED)の再流行の恐れが高まっている。鹿児島県では、今冬の再発に最大限の警戒をしてきたが、10月以降に発生した9農場は、全てが再発だ。県は農水省の防疫マニュアルに従い、鹿屋市と垂水市を特別防疫対策地域に指定して手厚い防疫措置を施す。だが、感染拡大を防げるか現場の不安が募る。気温の低い冬場は、豚の免疫も弱まりやすい上、ウイルスも活発化するとされるだけに、予断を許さない状況が続く「農家の体力はぎりぎりだ」。