【アベノミクス】日本の美術品市場に復活の兆し
富裕層動く=復活の兆し-日本の美術品市場
バブル崩壊後、低迷していた日本の美術品市場に、復活の兆しが出ている。アベノミクスで潤った富裕層の一部が動き始めたほか、円安で海外の収集家も物色しやすくなったためだ。11月下旬の東京・銀座。美術品競売大手のシンワアートオークションの会場では、1950~70年代に日本で活動した前衛芸術集団「具体美術協会」の代表的作家の一人である白髪一雄の油彩画が、予想を大幅に上回る6200万円で落札されるなど、白熱した競売が繰り広げられた。