【社会】家電生産、各社が国内回帰を検討 円安で採算にめど
円安で、家電生産の国内回帰が広がっている。パナソニックとシャープは、日本市場向け家電の生産の一部を海外から国内に戻す。日本メーカーの多くは、1980年代半ばからの円高傾向のなか、海外での生産を増やしてきた。だが、ここ2年ほどで円安が進み、国内生産でも採算が取れるようになってきた。パナソニックは、今春以降、中国で生産していた電子レンジを神戸工場(兵庫県)に、エアコンを草津工場(滋賀県)に、洗濯機を袋井工場(静岡県)に、それぞれ移すことを検討している。