【書評】今の女は、なぜ困ってないのに体を売るのか 『身体を売ったらサヨウナラ 夜のお姉さんの愛と幸福論』
今の女は、なぜ困ってないのに体を売るのか『身体を売ったらサヨウナラ 夜のお姉さんの愛と幸福論』『身体を売ったらサヨウナラ 夜のお姉さんの愛と幸福論』鈴木涼美/幻冬舎
その昔、女が「体を売る」ことは悲劇だったが、昨今はそうとも限らないらしい。それについては「日本の風俗嬢」(中村敦彦/新潮新書)に詳しく、【一般女性が普通の仕事として性風俗を選択し、さして疑問を抱くこともなくポジティブに働いている──これが現実だ】と書いてある。