【イスラム国人質事件】ヨルダン人 「ヨルダン人の命は日本人より安いのか」
ジャーナリスト後藤健二さん(47)らの人質事件で、ヨルダン政府が過激組織「イスラム国」側と解放交渉を進める中、日本国内に住むヨルダン人も事件に心を痛めている。「とにかく無事解放を」。約30年前に来日し、2001年にヨルダン国籍から日本に帰化した広告代理・翻訳会社社長の嵩(カセム)フィラースさん(51)=埼玉県川口市=は、後藤さんとヨルダン人パイロットの無事解放を願いながら、事件が日本人に対するヨルダンの国民感情に与える影響を危惧する。