【医療】成人T細胞白血病(ATL)の治療薬開発へ...2017年度から臨床試験 - 宮崎大
国内の感染者が約110万人と推計されるウイルスHTLV―1が原因の成人T細胞白血病(ATL)について、宮崎大医学部の森下和広教授(腫瘍生化学)のグループが、抗体を用いてがん細胞を死滅させることができることを発見した。この抗体による治療薬開発を目指し、2017年度から臨床試験を始める計画だ。森下教授らは、血液中の鉄分を細胞内に取り込む役割を果たす「トランスフェリン受容体」が、ATLの細胞の細胞膜表面に多いことを発見。