【原発】4年間受注ゼロの核燃料製造会社 不明確なエネルギー政策に翻弄される原子力産業 [WEDGE]
2015年02月02日(Mon) 細川珠生 (政治ジャーナリスト)
「私たちの仕事に対するモチベーションは、危険だと言われる核燃料を作る場において、安全のために技術を向上させ続けるという使命感にあります。技術の向上と継承が危うくなっていくようでは、無力感をぬぐえません」国内にある原子力発電の燃料を製造している会社のある幹部は、国内全原発が停止し燃料製造の受注がない厳しい状況では、技術と人材の向上と継承に大きな問題を残すという観点から、こう発言した。