【環境】ミャンマーのヒ素汚染対策を支援、安全な水の供給を目指す - 宮崎大
宮崎大(宮崎市)がミャンマー政府の支援要請に応じ、今夏にも現地入りして住民のヒ素汚染対策に着手する。初の健康調査を実施すると同時にヒ素の危険性を啓発するほか、宮崎大が開発したヒ素除去フィルターを井戸に設置し、安全な水の供給を目指す。宮崎大の矢野靖典・国際連携センター助教(環境工学)によると、土壌中のヒ素濃度が高いヒマラヤ山系を水源にするメコン川やガンジス川、ミャンマーを流れる河川などの下流域に堆積(たいせき)した土壌からヒ素が地下水に溶け込んでいる。