【社会】<高浜原発「合格」>30キロ圏内の住民 消えない不安「放射能の除去技術が確立されてから再稼働してほしい」
原子力規制委員会は12日、新規制基準に適合すると判断した関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜長)について、原子炉の設計変更を許可した。30キロ圏内に入る京都府や滋賀県の住民からは、事故時の不安を訴える声が上がった。事故時に即時避難が必要な予防防護措置区域(PAZ、5キロ圏)に入る京都府舞鶴市松尾地区の区長、谷義雄さん(73)は「安全協定締結は前進」としながら「放射能の除去技術が確立されてから再稼働してほしい。