【社会】被害者への賠償、19億円未払い=オウム資産は着々増加-公安庁
オウム真理教主流派「アレフ」と元幹部上祐史浩氏が代表を務める「ひかりの輪」の2014年の現預金など資産残高は6億9000万円で、00年から17倍に膨らむ一方、地下鉄サリン事件など一連のオウム事件の被害者らに対する賠償額は19億円が未払いになっている。オウム真理教犯罪被害者支援機構(理事長・宇都宮健児弁護士)などによると、教団は1996年3月に破産し、事件の被害者とその遺族約1200人に計約38億円の支払い義務を負ったが、08年の破産手続き終了までに支払われたのは約4割の計約15億4000万円。