【政治】湿布薬は保険適用外に?政府内から意見 厚労省側は慎重姿勢
湿布薬を公的な医療保険の適用対象から外す案が政府内で再び浮上している。高齢化で膨らむ医療費の抑制が狙いだが、厚生労働省は患者負担が増えるとして慎重姿勢を崩していない。来年4月の診療報酬見直しに向けて政府内で議論が活発化しそうだ。湿布薬の保険適用外を提起したのは健康保険組合連合会(健保連)。19日の政府の規制改革会議の作業部会によるヒアリングで、炎症を冷やすための「第1世代湿布薬」と呼ばれる湿布薬について「海外では保険適用の範囲に含まれていない」などとして保険適用外とするよう求めた。