【社会】亡くなった人、忘れないで 祇園暴走事故3年、現場に絶えぬ花=京都市東山区
京都市東山区・祇園で軽ワゴン車が歩行者らをはねて19人が死傷した事故現場に、途絶えることなく花が供えられている。あの日から12日で3年。「亡くなった人たちのことを忘れたくない」と、犠牲になった女性の同僚たちが毎月、季節の花を手向け、冥福を祈り続けている。冷たい雨が降った10日朝。事故で亡くなった澤西桃代さん=当時(62)=が29年間勤めた着物店「むら田本社」の関係者が、現場となった大和大路通四条交差点の電柱に菊や野花を挿した竹筒を掛けた。