【地方選】栃木県議選 塩谷町処分場計画と原発に反対の民主新人が自民破る
東京電力福島第一原発事故で発生した高濃度の放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場候補地に選ばれ、反対運動が続く栃木県塩谷(しおや)町では、県議選で処分場計画の撤回と脱原発を掲げた民主新人の船山幸雄さん(61)が自民現職らを破り、初当選した。船山さんは、塩谷町を含む「さくら市・塩谷郡選挙区」(定数二)に立候補した四人の中で唯一、町内に選挙事務所を置き「候補地周辺の水源を守りたい」と訴え、支持者を前に「処分場建設に反対だという皆さんの思いを必ず、県政につないでいく」と誓った。