【経済】日銀総裁:脱デフレに自信「山が動く瞬間を目撃」
訪米している日銀の黒田東彦総裁は19日(日本時間20日)、米ミネソタ州で講演し、「われわれはまさに山が動く瞬間を目撃しつつある」と述べ、大規模な金融緩和によって日本経済が長く続いたデフレから脱却できると強い自信を示した。黒田総裁は「日本経済はデフレの制圧に向けた道筋を順調にたどっている」と強調。原油価格の下落で最近の消費者物価の前年比上昇率は0%程度に低下し日銀が目標とする2%には遠く及ばないが、「基調的な物価上昇率が著しく改善したことに疑問の余地はない」と説明した。