【福井】高浜原発近くで14~16世紀頃津波の痕跡が見つかる、古文書に記載がある天正地震と一致か
福井県の高浜原発近くの地層から、十四~十六世紀ごろの津波の痕跡とみられる堆積物が見つかった。古文書に記載がある天正地震(一五八六年)の時期と重なる。福井大などの研究チームが、千葉市で二十四日から開かれる日本地球惑星科学連合大会で発表する。原発再稼働の是非をめぐる論議に一石を投じそうだ。若狭湾沿岸では、これまで、関西電力などが行った調査で敦賀半島の「猪ケ池(いのがいけ)」の地層から痕跡が見つかっている。