【東芝】証券取引等監視委員会幹部「現段階では刑事事件化の必要性は低い」 東芝不適切会計
■市場欺く悪意見えず…刑事事件化は回避か 過大計上も赤字転落の可能性低く
東芝不適切会計報告書2015.7.21 00:17
利益の過大計上額が1518億円に上り、旧経営陣が刑事責任を問われたカネボウの粉飾額約2千億円に迫る規模となった東芝。だが、現段階では悪意をもって市場を欺こうとした背景事情も見えてこず、処分は金融庁による課徴金納付命令などの行政処分にとどまり、刑事事件化の可能性は低いとみられている。