【社会】「弱者」も標的にした着服弁護士 事故で脳障害少女の一家、5千万円超被害に
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業務上横領罪などで大阪地検特捜部に追起訴された弁護士の久保田昇被告(62)は、交通事故で脳機能障害を負った少女の一家までターゲットにしていた。「弁護士は弱者の味方であるはずなのに」。5千万円以上の示談金を着服される被害に遭った少女の母親が取材に応じ、被告の巧妙な手口を明らかにした。「熱心に耳を傾けてくれる先生」のはずが…
平成18年1月、当時10代の長女が自転車で帰宅途中、自宅近くの交差点でトラックにはねられた。