【医療/行政】レセプト指導、全国4カ所で未実施=厚労省に改善要望-検査院[時事通信]
診療報酬の不正請求を防ぐため、厚生労働省が医療機関や薬局に行う「集団的個別指導」が、全国4カ所の地方厚生局・事務所で未実施だったことが16日、会計検査院の調査で分かった。検査院は「指導のばらつきは不適切」と指摘し、厚労省に改善を要望した。同省は、年々膨らむ医療費適正化のため、患者1人当たりの請求額が高額な病院や歯科、薬局に対し、レセプト(診療報酬請求明細書)に基づき、各上位8%の医療機関の担当者を集めて面談や講習をする集団指導を行っている。