【社会】天台宗僧侶の最終試験 比叡山延暦寺、4年に1度
天台宗僧侶の最終試験として4年に1度、比叡山延暦寺(大津市)で行われる「法華大会」が4日、「中日」を迎え、平安時代に起源を持つ古式の儀式が盛大に営まれた。午前11時ごろ、勅使が到着。約100人の高僧が朱色の法衣と金色のけさに身を包み、声明を唱えながら大講堂の周囲を巡る「大行道」が披露された。午後の「稚児番論議」では、勅使の前で小学3~6年の得度したての童僧8人が天台宗の教えを独特の節であどけなく読み上げ、家族らが心配そうに見守っていた。