【世界記憶遺産】ユネスコ審査部門の日本人起用は過去1人のみ 現在ゼロ、働きかけ求める声
中国の「南京大虐殺文書」が登録され問題化した国連教育科学文化機関(ユネスコ)記憶遺産の審査に関し、登録の可否を実質的に決めるユネスコの審査部門に日本人の専門家が1992年の事業開始以降、1人しか起用されていないことが17日、文部科学省への取材で分かった。審査部門には現在、日本人の専門家は皆無で、自民党などからは中国や韓国による記憶遺産の政治利用を阻止するため、日本人の専門家を起用するよう働きかけるべきだとの意見が上がっている。