【世界記憶遺産】岸田外相「政治利用ではない」 ユネスコのシベリア
岸田文雄外相は20日午前の記者会見で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に登録された第二次世界大戦後のシベリア抑留に関する資料についてロシアから日本に撤回要請があったことを明らかにした上で、ロシア側が主張する「(ユネスコの)政治利用との指摘はあたらない」と強調した。岸田氏は、京都府舞鶴市が資料の登録を申請するのに先立ち「市関係者から在大阪ロシア総領事を通じて申請の経緯と趣旨をロシア側に説明済みだったと承知している」として、ロシア側に「引き続き理解を求めていく」と述べた。