【国際】トルコ、中国製防空システムの導入取りやめ NATOのシステムと互換性がない事や情報流失を懸念
トルコ国防省は17日、中国への長距離ミサイル防衛システム発注を取りやめると発表した。トルコが加盟する北大西洋条約機構(NATO)のシステムと互換性がないことから、米国などが懸念を示していた。同システムを巡っては、2013年9月に実施された国際入札で中国企業が落札した。NATO加盟国の防衛装備品の調達先決定は各国にゆだねられているが、中国製システムをNATOの防空網に取り込んだ場合、サイバー攻撃などで機密が盗まれる可能性もあるとの見方も出ていた。