【社会】廃炉事業者の労働違反率、3年連続の50%超え 福島第一原発
福島労働局は、東京電力福島第一原発の廃炉作業にあたる事業者への今年9月末までの監督指導結果を公表した。対象となった724事業者のうち、56・5%にあたる409事業者で、割増賃金の未払いや放射線量の測定をしないなどの違反があったという。違反率の50%超えは2013年以降3年連続で、高止まりしている。409事業者で確認された違反は656件で、賃金台帳の記入漏れなどの労働基準法関係が406件、労働者の被曝ひばくを減らすための規則違反など労働安全衛生法関係が250件だった。