【社会】「第九」日本初演奏の地、徳島のドイツ兵収容所資料申請へ ユネスコ記憶遺産
徳島県の飯泉嘉門知事は4日の記者会見で、かつて鳴門市にあり、第1次世界大戦でドイツ兵捕虜を収容した「板東俘虜収容所」に関する資料を、鳴門市と共同で2018年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録申請する考えを示した。翌19年の実現を目指す。県教育委員会によると、収容所は所長が捕虜を人道的に処遇し、自由な活動を許したことで知られ、ドイツ兵によってベートーベンの交響曲第9番が日本で初めて演奏された地とされる。