【社会】「月100時間の時間外労働で…」自殺の空自隊員遺族が国に8千万円の賠償求め提訴 大津地裁
平成18年に航空自衛隊奈良基地(奈良市)に勤務していた男性隊員=当時(49)=が飛び降り自殺したのは、自衛隊が労働環境の改善などの安全配慮義務を怠ったことが原因などとして、滋賀県に住む妻ら遺族が国に慰謝料など約8千万円の損害賠償を求める訴訟を大津地裁に起こしていたことが分かった。原告側の代理人弁護士によると、昨年11月には自殺と過重勤務の因果関係を国が認め、労災と認定されているが、国側は訴訟で争う姿勢をみせているという。