【国際】フィリピン最高裁、米軍のフィリピンへの再駐留を事実上容認 アメリカとの新軍事協定を「合憲」と判断
フィリピンの最高裁判所は12日、米軍の事実上の再駐留を認める新軍事協定について、合憲と判断した。米軍が兵力を比国内に展開したり、基地を利用したりすることが可能になる。南シナ海では中国が人工島を造成し、周辺国が軍事拠点化を警戒している。米軍の展開強化により、同海域で米国の影響力が一段と増すことになる。米比は2014年、中国の海洋進出を念頭に「拡大防衛協力協定」を結んだが、フィリピンの元上院議員らが「協定は違憲だ」として訴訟を起こし、発効までの手続きが止まっていた。