【警察】DNA微量でも鑑定を 警察庁が記録徹底を指示[東京新聞]
2016年1月27日 夕刊
警察庁は二十七日、DNA型鑑定の実施に当たり、試料が微量でも鑑定を続けることや、詳細な経過記録を「ワークシート」(検査記録紙)に記載することを徹底するよう全国の警察に指示した。強姦罪に問われた鹿児島市の男性が二審で逆転無罪となった判決が確定したことを受けた対応。二審の福岡高裁宮崎支部判決は、鹿児島県警の鑑定を「技術が稚拙でDNA型が検出されなかった可能性がある」と信用性に疑問を示し、鑑定経過を記したメモが廃棄されたことも批判した。