【社会】架空捜査費詐取問題、長期間に15人も関与したのに通報なし 「内部通報機能せず」と兵庫県監査委
架空の捜査を申告して捜査費を不正受給したとして兵庫県警の元男性警部補らが懲戒処分を受けた問題で、兵庫県監査委員は17日、「長期間にわたり複数の職員が関与したのに通報がなかったのは、県警での内部通報制度が十分に機能していないと考えられる」と指摘し実効性を高めるよう求めた報告書を公表した。報告書では、県警本部少年捜査課と宝塚署の不正受給が平成21~26年に396件、計約79万円あり、15人が関与していたと認定。