【健康】かかりつけ薬局 4割の人が認知せず 日本調剤が調査結果公表 〔医療介護CBニュース〕
患者の服薬情報を一元管理する「かかりつけ薬局」について、4割の人が認知していないとする調査結果を、日本調剤が公表した。国は地域社会で継続的に薬学的な指導に当たる「かかりつけ薬局」の整備を進める方針だが、認知が十分浸透していない実態が浮き彫りになった。【新井哉】調査は1月15日から18日までインターネットで実施。全国の20歳以上の男女1008人から回答を得た。これまでに「かかりつけ薬局」を見たり聞いたりしたことがあるかどうか尋ねたところ、40%の人が「見た(聞いた)ことがない」と回答した。すでに「かかりつけ薬局」を持っている人は32.8%だった。男女・年齢別で最も保有率が低かったのは20代男性で、72.6%が「持っていない」と答えた。「かかりつけ薬局」を選ぶ際に重視する機能やサービス(複数回答)については、「薬の効果や副作用の確認」(57.0%)が最も多く、以下は「複数の医療機関から出ている薬の飲み合わせチェックや残薬の確認」(48.7%)、「医師の処方内容についての確認」(35.4%)、「薬の相談がいつでも気軽にできる」(27.1%)などの順だった。このほか、薬局の認知などについても質問。
薬局に対するイメージ(複数回答)は、「薬剤師がいる」(82.3%)、「医療機関で処方された薬をもらえる」(81.7%)、「薬の相談ができる」(54.9%)などの回答があった。また、9割近くの人が、処方薬の調剤を目的に薬局を利用したことがあると答えた。医療介護CBニュース 〈2016/2/19 18:02〉
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