【国際】ベトナムに新港湾施設完成 中国の海洋侵略けん制か
ベトナム南部にある南シナ海に面したカムラン湾の海軍基地に、外国の大型の艦艇が接岸できる港湾施設が完成し、ベトナムとしては、日本の自衛隊やアメリカ軍などの艦艇を寄港させることで中国の海洋進出の動きをけん制するねらいもあるとみられます。カムラン湾は、ベトナム戦争中、アメリカ軍が駐留し、その後、ロシア軍が2002年まで使用していた東南アジアの戦略的要衝で、ベトナムが中国と領有権を争う南シナ海の島々にも近いことから、現在はベトナム海軍の最重要拠点となっています。