【社会】標的型メール攻撃 昨年倍増 情報流出27件に 警察庁 [時事通信]
企業や組織の機密情報などを盗み取ることを目的にウイルスを仕込んだ電子メールを送り付ける「標的型メール攻撃」が、昨年は3828件あったことが17日、警察庁の集計で分かった。前年の約2.2倍で、最多を更新した。情報流出の被害件数は、同庁が把握しているだけで前年の5件から27件に拡大した。メールの宛先はインターネット上で非公表となっているアドレスが9割に上り、警察庁の担当者は「攻撃者は組織や職員を調査するなど周到に準備している」と分析している。