「中世ジャップランド」と「ヘル朝鮮」 社会に渦巻く不満から生まれた日韓のネットスラングに共通性
「保育園落ちた日本死ね!!!」――国会をも揺るがしたこの記事は、ブログサービス「はてな匿名ダイアリー」に掲載されたものでした。その一つのポイントは、書き手が匿名であることです。匿名だからこそ直截な表現(「死ね!」)が可能となり、書き手に共感(「#保育園落ちたの私だ」)も集まりやすかったのです。さらに言えば、この動きの大きな燃料となったのが、平沢勝栄議員の「いったい誰が書いたんだよ、それ!」というヤジだったように、書き手の素性が不明だからこそ誰でも言及しやすかった側面もあります。