【企業】米、セブンに世襲回避要求 大株主のファンドが書簡送付 「縁故主義は株主利益に相反」
セブン&アイ・ホールディングスの大株主である米ヘッジファンドが、鈴木敏文会長兼最高経営責任者(CEO)の後継者を世襲で選ばないよう求める書簡をセブン&アイの取締役に送ったことが28日、分かった。書簡を出したヘッジファンドは、サード・ポイント。「鈴木会長が次男の康弘氏をグループのトップに充てる道筋を付けようとしているといううわさを耳にした」とした上で、「事実ならトップとしての適性と判断力に重大な疑問が生じる」「縁故主義に基づくような行動は株主利益に反する」と指摘した。