【国際】野生絶滅から1世紀、欧州のバイソン再野生化へ
オランダで4頭を野生復帰、現代に調和した新しい「野生」目指す2016年3月初め、ヨーロッパ最大の陸上動物であるヨーロッパバイソン(Bison bonasus)4頭が、オランダ南東部の北ブラバント州の国有森林地帯に放された。この4頭を含め、オランダ政府は計11頭を放す計画だ。いちども人に飼われたことのない完全に野生のヨーロッパバイソンは1919年に絶滅したが、動物園から野生に戻された個体が今では一部の国で数千頭まで増え、森林や平原で草を食んでいる。