【財政制度等審議会】歳出改革に向け医療費抑制策など議論開始
財務大臣の諮問機関、財政制度等審議会は、来月にまとめる歳出改革の提言に向けて、医療費の抑制策などの議論をスタートさせました。財政制度等審議会の4日の会議では、医療費の抑制を巡って議論が行われ、医療技術の高度化に伴って、新たに開発されるバイオ医薬品などの価格が上昇している現状が取り上げられました。このうち、新しく肺がんの治療に使われるようになった薬は、1人当たり1年間に3500万円の費用がかかる事例が紹介され、保険料と税金で賄われる医療保険の財政を圧迫する可能性があることが指摘されました。