【科学】氷河期の子犬、細胞組織鑑定へ 北極圏で発見、起源推定も
ロシア東シベリア・サハ共和国北部の北極圏で8日までに、推定1万2千年前の子犬の死骸が良好な保存状態で見つかり、日本にも鑑定のため検体が送られた。氷河期の犬が細胞組織を採取できる形で見つかるのは極めて珍しく、組織を詳しく調べれば犬の起源を推定する上で大きな発見につながる可能性がある。北東連邦大付属マンモス博物館(ヤクーツク市)によると、1匹目は2011年8月、北極海に面したウスチヤンスキー地区の川岸で、象牙の代わりとなるマンモスの牙を探していた人が凍土から偶然発見。